外務省のウェブサイトによると、外務省の郭嘉坤報道官は15日、カンボジアとタイの国境紛争に関する記者団の質問に答え、最優先事項は停戦・戦争の停止と民間人の保護であると述べた。双方が両国国境の平和と安定の維持と両国国民の利益を重視し、最大限の自制を働かせ、停戦の実現に資するあらゆる措置を講じ、事態の早期沈静化と終結を達成することが望まれる。

この日の定例記者会見で記者は、「ここ数日、関係各国の首脳がカンボジアとタイの首脳らに電話し、カンボジアとタイの早期停戦を促進するよう呼びかけているが、カンボジアとタイの国境紛争は続いている」と質問した。これについて中国はどうコメントしていますか？中国は停戦を促進するためにどのような努力をしてきたのか？

「中国はカンボジアとタイの友好的な隣人であり友人として、カンボジアとタイの国境の現状に細心の注意を払っている。我々は紛争によって生じた死傷者に深く悲しみ、心から哀悼の意を表する。」郭嘉坤氏は、カンボジアとタイは離れることのできない隣国であると語った。双方が両国国境の平和と安定の維持と両国国民の利益を重視し、最大限の自制を働かせ、停戦の実現に資するあらゆる措置を講じ、事態の早期沈静化と終結を達成することが望まれる。

郭嘉坤氏は、カンボジアとタイの国境紛争が発生して以来、中国は両国の意向に応じて複数のチャネルとレベルを通じて双方と緊密なコミュニケーションを維持し、積極的に調停や助言を行い、条件を作り、カンボジアとタイの対話のプラットフォームを提供してきたと述べた。

「中国はカンボジアとタイの直接対話と協議を支持し、ASEAN、特にマレーシアの努力を支持し、ASEANの枠組み内で双方が受け入れられる解決策を模索することを支持する。」郭嘉坤氏は、中国は和平と対話の促進に今もこれからも全力を尽くしており、カンボジアとタイの停戦、戦争終結、平和の再確立を促進する上でそれなりの建設的な役割を果たすだろうと述べた。